「レンズに傷や汚れが落ちなくなってしまいました!」
長年使ったフレームが折れた事がきっかけで
板前さんがメガネを新調にご来店されました。
レンズには傷だけでなく、「熱クラック」という
プラスチックレンズ特有の痛みがありました。
傷や熱クラックは長く使ったせいでは無さそうです。
お話を聞くと、調理場で熱い油がレンズに付いたり
「老眼鏡なのでかけ外しが多いのでレンズに傷がつきやすい」
調理場はメガネにとても過酷な場所だと思います。
火などの熱、野菜や果物の果汁などもレンズに付着もありそうです。
プラスチックレンズはとてもデリケートです。
どんなに丁寧な使い方を意識しても
調理や林業、庭師、漁師さん、農家など
丁寧な使用が難しいお仕事ではレンズはすぐにダメになってしまいます。
○細かな点状の跡は果汁や酢などがレンズコーティングを傷めた跡
○大陸型のコーティングの剥がれは、痛んだコーティングが剥がれた跡
○透明度の劣化は無数のクラック(コーティングのひび割れ)
お使いのメガネレンズがこんなふうになっていらっしゃいませんか?
この状態では、最適な度数でも見え方が劣化します。
よく見えないため無理矢理に見ようとする仕草は
メガネをより傷めてしまうことに繋がってしまい
体も疲れてしまいます。
新調したメガネはガラスレンズの遠近両用にしました。
遠近両用にすれば離れたお客さんの顔から調理場、手元の食材も
かけ外しなしで見ることが出来ます。
※動作がスムーズになりかけ外しのメガネの負担も軽減します。
そして
レンズの素材はガラス素材、
とっても透明度が高いのが写真でも伝わりますでしょうか?
ガラスレンズはプラスチックレンズより透明度が高い
現在ガラスレンズの遠近両用設計は作るレンズメーカーはごくわずかです。
今回はNikonさんに作って頂きました。
非球面設計で歪みが少ない見え方は
見やすいと沢山の方からご好評頂いています。
ガラスレンズはプラスチックレンズより光を曲げる力(屈折率)が高い素材もあります。
プラスチックレンズの最薄素材の屈折率が1,76(標準が1.60)
ガラスレンズの最薄型は1,89
重さはありますが、適切なフレーム選びをすれば
プラスチックに劣らないかけ心地を実現出来ます。
フレームの前枠は1枚のチタンの板抜き作り
つるもしっかりホールド力のあるフレームを選びました。
かけ心地も良いというご感想をいただきました。
嬉しいです!
下の動画はガラスレンズとプラスチックレンズの
傷と熱の強さを実験しました。
驚かれる方も多いと思います。
こんなにガラスレンズは耐久性があります。
耐傷、耐熱のほんの一部を紹介した動画です。伝えきれていない事もあります。
ご不明なことなどこざいましたらお気軽にご連絡ください。
ご覧いただきありがとうございます。
メガネのツチヤ
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